質屋と買取店の違いは?所沢の質店が解説
こんにちは!丸和質商です。
こちらでは質屋と買取専門店の違いについてご紹介いたしております。
質屋と買取専門店の違いとは?
質屋と買取店は、どちらも不要な品物を現金に変えることができるサービスを提供しております。
●買取店は【買取】のみをサービスとして提供しております。
●質屋は【買取】と【質預かり】の2つのサービスを提供しております。
質屋と買取専門店はどちらも買取を行っていますが、大きな違いは質入れができるか、できないかにございます。
「質入れ」は物を担保に一時的な資金調達を提供することができる買取店にはない、質屋だけのサービスです。
質屋(質店)とは
質屋は買取店と同じく、買取業務を行うほかに価値のある品物を担保として一時的にお金を貸すサービスです「質入れ」のご案内を行うことができます。
質入れは、品物の所有権を質屋に一時的に預け、その代わりにお金を借りるという仕組みです。
→質入れの詳細はこちら
質屋の買取の特徴
完全な売却
質屋では質入れと買取を行なっており、買取をご希望の場合は品物を売るとその所有権は移行して、手元には戻りません。
したがって、質屋の質入れのように品物を返却してもらうことはできませんがその分、質料(利息)の支払いなどは発生しません。
対象品物
質屋も買取店と同様に、宝石、貴金属、ブランド品、家電などの高価な商品を主に取り扱いますが、書籍や古着、ゲーム機、スマートフォンなど、幅広い商品を買い取る店もございます。
買取のメリット
短時間で不要な物を即日現金化できることや借り入れではなく、純粋に「売却」することが目的となるため、後から返済の必要がありません。
愛着のない品物やもう使用しない物を整理することができます。
質屋の質入れの特徴
質入れと質料(利息)
質入れでは、品物を預けてその品物の価値に応じた金額を即日現金化でご融資ができます。その際、定期的に「質料」と呼ばれる利息を支払う必要があります。
質料を支払いつつ借りたお金を返済すれば、預けた品物は手元に戻ります。
これが質屋の質入れの最大の利点で、品物を完全に手放す必要がないという点です。
期限内に返済できない場合
質入れの借金は通常、3か月の期限が設定されており期限内に返済できない場合は質屋はその品物を売却して損失をカバーします。
この場合、借り手は品物を手放すことになりますが、それ以上の追加の支払い義務はありません。
対象品物
質屋が取り扱う品物には宝石、金、貴金属、プラチナ、スマートフォン、ブランドバッグ、腕時計、家電などの高価な商品が一般的です。
質屋によっては取り扱い品目が異なるため、事前に確認が必要です。
質入れのメリット
品物を最終的に手元に戻せる可能性があるため、愛着のある品物を完全に手放したくない人には適しています。
信用情報に影響を与えることなく、迅速に現金を調達できるため、急な資金調達に便利です。
買取店とは?
買取店は、品物を完全に売却するサービスのみを提供している店舗を指します。
品物を査定してもらい、その場で査定額に応じた現金を受け取ります。買取店の場合、一度売却した品物は手元に戻ることはありません。
買取店の特徴
完全な売却
買取では、品物を売るとその所有権は完全に買い取られ、手元には戻りません。
したがって、質屋の質入れのように品物を返却してもらうことはできませんが、その分、質料(利息)の支払いなどは発生しません。
対象品物
買取店も質屋と同様に、宝石、貴金属、ブランド品、家電などの高価な商品を主に取り扱いますが、書籍や古着、ゲーム機、スマートフォンなど、幅広い商品を買い取る店も多いです。
買取のメリット
短時間で不要な物を現金化でき借り入れではなく、純粋に「売却」することが目的となるため、後から返済の必要がありません。
愛着のない品物やもう使用しない物を整理することができます。
買取専門店では、なぜ質預かり(質入れ)ができないのか?
質預かり(質入れ)を行う場合には【質屋営業許可】が必要となるためです。
質屋として質預かり(質入れ)を行うためには【質屋営業許可】が必要となります。ほとんどの買取専門店の場合は【質屋営業許可】を取得していないため、質預かり(質入れ)はできません。
質屋として営業している店舗は【古物営業許可】と【質屋営業許可】の2つを取得しているため、買取と質預かり(質入れ)のどちらのご提案も行うことができます。大黒屋様やかんてい局様のようにチェーン店でも質預かり(質入れ)ができる質屋もございます。
質屋はいつからあるのか?
質屋の起源は3,000年前の古代中国だど言われております。
質屋は日本の文化と思われがちですが、実は世界中に存在しております。
余談ですが、ディズニーシーのマクダックス・デパートメントストアの近くに【McDuck’s Pawn Shop】というアメリカの質屋をモチーフとした看板がございます。お時間のございます際に探してみてください。
日本での質屋の始まりは鎌倉時代の質屋の原型である【戸倉】と呼ばれる酒屋が兼業で行うものが主だったと言われております。鎌倉時代初期の歌人・藤原定家の日記に登場しております。
→質屋の詳しい歴史についてはこちら
まとめ
質屋と買取専門店の違いについてご紹介をさせていただきました。
質屋はお買取と質預かり(質入れ)の2つご提案を行うことが可能です。
「売りたいけど、迷っている。」や「売りたくないけれど一時的にお金が欲しい。」といったお客様には質屋は非常にオススメです。
質屋についてご不明点等ございます際には、お気軽にご相談くださませ。
丸和質商