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オデム(O’DEM) ブランド拘りのトラックジャケットとネックポーチ

ここ最近、トラックジャケットを探していたところ【オデム(O’DEM)】というブランドに目に止まったのでご紹介したい。

オデムはトラックジャケットを始め、古着を使用した服やスーツ、シルクのTシャツといった様々な洋服を不定期にリリースしている。

洋服以外にもネックポーチやレショップ別注でカゴバッグといったアイテムも制作しているようで、シーズン毎にどのようなアイテムがリリースされるか楽しみなブランドの1つ。

今後どのようなアイテムがリリースされるか注目したい。

オデム(O’DEM) トラックジャケット “madonna”


まずご紹介するのがオデム(O’DEM)のトラックジャケット。デザイナーのN氏が「ジャージが気になっている」とのことで制作されたもの。

リファレンスソースとなった服はマドンナが着用していた70’sの某A社の曲がりポケットのジャージ。

当時のデザインを踏襲しながらも、パターンと素材は当時のものとはかなり差があるためモードな仕上がりのトラックジャケットに仕上がっている。

高めに設定されたネックと袖の仕上げが、今の気分にぴったりでとても好みの1着。

カラー展開はブラックとベージュの2色。インラインはブラックのみで、ベージュは町田のセレクトショップ【Kiretto】の別注アイテムになっている。(オデム(O’DEM) トラックジャケット “madonna” ¥28,000)

オデム(O’DEM) ネックポーチ

Instagram ODEM_WEARABLEART

次にご紹介するのはオデム(O’DEM)のネックポーチ。オデムというブランドを語る上で外せないマストアイテムだ。

ナバホ族が実際に使用するネックポーチをモチーフに、上質なエルクレザーの一枚革を使用して作り上げられたもの。本来は表面のみに使用される銀面を裏側にまで使用した、なんとも贅沢なネックポーチ。

ナバホ族との交流を経て、彼らのファミリーとして迎え入れられた職人によって全てハンドメイドで作られたもので、オデムのアイコン的なアイテムといっても過言ではない。

Instagram ODEM_WEARABLEART

オデムではさまざまな種類のネックポーチをリリースしてるが、個人的におすすめなのがこちら。

コンチョからフリンジのカット等、全て手作業で仕上げられた逸品。

Instagram ODEM_WEARABLEART

フリンジの先端には本物の薬莢を使用した、細部にわたるまで抜かりのないネックポーチで大変気に入っている。(オデム(O’DEM) ELK leather calibre neckpouch ¥81,000)

オデム×レショップ(L’ECHOPPE)別注 《MIDARE、THREAD》

出典 https://baycrews.jp/blog/detail/3158530

レショップが別注をかけたオデムのトートバッグ《MIDARE、THREAD》

エルエルビーンのトートバッグからインスパイアを受けて製作をされたもので、素材はコットンではなくアケビ。長い時間水に浸したアケビのツルを、無形文化財の技術を持つ菅家氏が考案した「乱れ編み」という手法で全て手作業で編み込んで作られたバッグ。

アメリカンクラシックと日本の無形文化財の技術が1つの形を成した、素敵なプロダクトのバッグだ。

オデム(O’DEM)はどのようなブランドか

「one of a kind of them 」=「その他大勢の中の”個”」の略称であるO’DEMを名に掲げるブランド

ユースやストリート、ネイティブアメリカンなど多種多様なカルチャーに親しんできたデザイナーN氏が繰り出す、ユニークながら違和感のない日常にしっかりと溶け込むコレクションを展開するブランド。

”ハンドメイド、天然素材、ヴィンテージ、経年変化”

オデム(O’DEM)で作られるものには1つとして同じものはなく、着る人によって色を変える。テーマやシーズン性を設けずに自分が作りたい服を自由に作るコレクションは、全てに置いて変態的なまでに拘り抜いた服や装飾品に対する熱意を感じるプロダクトだ。

オデム(O’DEM)ではネックポーチやトラックジャケットの他にマイクロスエードを使用したジャケット、古着のパキスタン製のコットンTシャツ(パキ綿)を使用したプリントTシャツ、エイ革を使用した合切袋など様々なアイテムがリリースされている。

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